日本オリンピック委員会(JOC)が7月開幕のパリ五輪の日本選手団団長に、尾県貢専務理事を充てる方向で最終調整に入った。副団長は柔道男子で日本代表前監督の井上康生さんらで調整している。20日、複数の関係者が明らかにした。21日の理事会で承認される見通し。
陸上男子十種競技の元日本王者で、日本陸連会長でもある尾県氏はJOCで選手強化本部長などを担い、2021年に行われた東京五輪で日本選手団の総監督、昨年の杭州アジア大会では団長を務めた。五輪金メダリストの井上さんはJOCでパリ五輪対策プロジェクトのリーダーとして選手強化に携わっている。