2011年の東京電力福島第1原発事故の影響により静岡県裾野市で活動してきた日本サッカー協会(JFA)の選手育成機関「JFAアカデミー福島」の女子部門が21日、13年ぶりに福島県楢葉町へ帰還した。バスで到着した中学1年~高校2年の選手約30人は町職員らの出迎えを受けて入寮。4月には新中1生7人が加わり、全6学年計40人で本格始動する。
樋口梨花主将(17)は改修されたばかりの寮の前で「福島でまたサッカーを盛り上げたい」とあいさつ。福島市出身の渡辺優奈さん(13)は取材に対し「福島弁や景色が懐かしい。海外で活躍できる選手になりたい」と意気込んだ。