大相撲春場所14日目の23日、単独首位の新入幕尊富士が2敗目を喫し、大の里が3敗で追う形となった。優勝は両者に絞られて千秋楽を迎えるが、右足負傷の尊富士次第で結果が左右される。
仮に尊富士が休場すれば不戦敗で3敗目。大の里が大関豊昇龍に負けて4敗目を喫すれば、極めて異例の初優勝決定となる。大の里が勝てば3敗で並ぶが、休場力士は優勝決定戦に出場できないため、大の里の初優勝が決まる。
出場した尊富士が本割で敗れ、勝った大の里との優勝決定戦を辞退するケースも考えられる。その場合は決定戦は実施されず、優勝は大の里。新入幕力士と入幕2場所目の力士による争いは前代未聞の展開にもつれ込んだ。