【北京共同】北朝鮮の朝鮮中央通信は25日、金正恩朝鮮労働党総書記が24日に朝鮮人民軍の戦車部隊を視察したと伝えた。同通信によると1950年の朝鮮戦争開戦時、韓国・ソウルに最初に入った戦車部隊。金氏は13日にもこの部隊の訓練を指導しており、前方の兵力強化を内外にアピールする狙いとみられる。
この部隊は「近衛ソウル柳京守第105戦車師団」。13日に、ほかの戦車部隊と機動力や命中率を比べる競技を実施し優勝した。24日の視察で金氏は「全軍の手本」となるよう戦闘力の向上を指示し、障害物を突破する様子などを視察した。
金氏は、食堂にも足を運び食生活改善に努力するよう述べたという。