選抜高校野球大会で初優勝を決めた高崎健康福祉大高崎の地元、群馬県高崎市役所では31日、約300人がパブリックビューイング(PV)観戦に訪れ、優勝の喜びを分かち合った。
市役所1階フロアに用意された席は全て埋まり、後方で立ち見する人も。2―2の同点から三回裏に健大高崎がリードすると、会場は割れんばかりの拍手に包まれた。五回表で満塁のピンチを無失点にしのいだ際は一斉に安堵の声が漏れた。
吹奏楽部員の娘が甲子園で応援していたという中山歩さん(43)は、仕事の都合で現地には行けず、PVで観戦した。「ひやひやする場面もあったが、感動的な試合で涙が止まらなかった」と、喜びをあらわにした。