ドジャースの山本は30日、初めて立った本拠地のマウンドで見違える姿を見せた。1回5失点だった屈辱のデビュー戦から一転し、5回を2安打無四球で得点を許さない。チームは逆転負けし、メジャー初勝利こそお預けになったものの、新天地のファンを沸かせ「落ち着いて立て直せた。気持ち良く投球できた」と安堵の色がにじんだ。
一回は3者連続三振と立ち上がりから飛ばした。直球が厳しいコースに決まり、緩いカーブや鋭いスプリットでバットに空を切らせた。途中から降り出した雨が強まり、四回終了後に35分間中断したが、五回も続投して無失点で切り抜け、勝利投手の権利を持って救援につないだ。