【花蓮共同】台湾で3日に発生した地震で震度6強の揺れに襲われた東部・花蓮では、現地在住の日本人も被災した。市街地で日本料理店を営む花蓮日本人会幹事の溝渕剛さん(54)=愛媛県出身=は「店の陶器が落下してぐちゃぐちゃになった」と語った。
溝渕さんは1998年に花蓮に移住。2400人以上が犠牲になった99年の台湾中部大地震や、2018年の花蓮地震も経験した。店舗4階の自宅でテレビを見ていると「急に強い突き上げがあった。これまでの地震とは違った」と振り返る。
溝渕さんによると花蓮に定住する日本人は約30人で、退職後のセカンドライフで移り住んだ人が多い。死傷者がいるとの話は聞いていないという。