【ワシントン共同】米中両政府は3~4日に「軍事海洋協議協定」に基づく作業部会を米ハワイ州で開催した。米インド太平洋軍が5日発表した。バイデン大統領と習近平国家主席が昨年11月の会談で再開に合意した国防対話の枠組みの一つ。過去数年に空域や海域で発生した両軍の軍用機や艦艇の異常接近など個別の事案を話し合った。
国防総省によると、両軍から大佐クラスが率いる18人がそれぞれ参加した。同省高官は「対話を重ねることで判断を誤るリスクを減らせる」と述べ、対話の再開と継続が偶発的衝突の回避に重要だと強調した。対話の窓口維持に意欲を示した。