【北京共同】台湾の呉ショウ燮外交部長(外相)は6日、台湾東部沖地震で中国との連帯を表明した南米ボリビアをX(旧ツイッター)で非難した。ボリビア外務省が5日、地震の被災者を見舞い、「姉妹国の中華人民共和国との連帯」を声明で発表していた。
呉氏は「台湾と同じくボリビアは共産主義国の中国の一部ではない」と主張した。台湾は、中国による地震を利用した「一つの中国」の認識拡大に神経をとがらせている。
台湾外交部(外務省)も6日に談話を公表し、ボリビア側に「事実認識を進め、中国のでたらめな理屈に従ってはいけない」と懸念を示した。