【北京共同】中国海警局は6日、南シナ海の南沙(英語名スプラトリー)諸島の周辺で4日にフィリピンの複数の船舶が不法な活動を行っていたとして、法に基づいて必要な措置を取ったとする報道官談話を発表した。「漁業保護を名目に権利を侵害し、挑発行為を続けている」と述べ、フィリピンを非難した。
談話はフィリピン側の行為が南シナ海の安定を破壊していると主張。中国は「領土主権と海洋権益を断固として守る」とけん制し、管轄海域で活動を続けるとした。
両国は南沙諸島の領有権を争っており、最近は中国がフィリピン船への危険行為を繰り返している。