【エルサレム共同】世界保健機関(WHO)などのスタッフは7日までに、イスラエル軍が3月中旬から2週間、再襲撃したパレスチナ自治区ガザ北部ガザ市にある地区最大のシファ病院を視察した。スタッフは同病院が「墓場と化した」と形容。敷地内には多数の墓地と部分的に地面に埋められた遺体があったとし、軍を非難した。
WHOのテドロス事務局長はX(旧ツイッター)で、病院の建物はほとんどが破壊され、短期間で最小限の機能を回復させることさえ非現実的に思えると投稿。残された建物を安全に使えるかどうかを判断するには詳細な調査が必要とし、ガザの人々は救命医療サービスへのアクセスを再び奪われたと非難した。