【北京、台北共同】対中融和路線の台湾最大野党、国民党の馬英九前総統が7日、中国陝西省から北京入りした。当初8日に実施すると伝えられていた習近平国家主席との会談予定が10日に変更されたとの情報も。台湾当局者は、10日実施ならば米ワシントンで同日行われる日米首脳会談に対抗する意味合いが強くなるとの見方を示した。
習氏が馬氏と会えば、中国が独立派と見なす民主進歩党(民進党)新政権の5月発足を念頭に「一つの中国」を主張し、米国や日本による台湾問題への介入をけん制するとみられる。
馬氏の北京滞在は11日まで。台湾メディアは当初、習氏と8日に会談する見通しだと伝えていた。