【花蓮共同】台湾東部沖地震で、東部・花蓮県の山間部で丸4日間孤立状態に陥っていた人々が車で下山し「ようやく家に帰れる」と喜びの声を上げ、安堵の表情で帰路に就いた。
孤立していたのは「太魯閣(タロコ)国立公園」を観光で訪れたり、公園内のホテルで働いたりしている人々。孤立地域と東海岸側をつなぐ道路が開通すると、麓の救助指揮本部に続々と自家用車などで到着し、健康チェックを受けていた。
土砂崩れの影響のためか、全体が砂で汚れたミニバイクで下山した料理人の黄国洲さん(55)は「家族に会うのが楽しみだ」とほっとした表情だった。