【花蓮共同】台湾東部沖地震の発生から1週間の10日、東部・花蓮県で崖崩れにより親子5人が行方不明となった現場から新たに3遺体が見つかった。近くで既に2遺体が確認され、当局は行方不明の5人とみて身元確認を進めている。蔡英文総統は同日、花蓮県の被災地を初めて訪れ、行方不明者の捜索に当たる隊員を慰労、被災者支援や地域の再建に全力で取り組む姿勢を示した。
遺体が見つかったのは山間部の観光地「太魯閣国立公園」の現場で、3人は母親(38)と長男(8)、次女(5)とみられる。父親(36)と長女(13)とみられる遺体は5日に岩の下敷きとなった状態で発見されており、当局は岩を取り除き、遺体を搬送した。