【エルサレム共同】イスラエル軍は10日、パレスチナ自治区ガザを空爆し、イスラム組織ハマス最高指導者ハニヤ氏の息子3人を殺害した。軍とハマスが発表した。双方は戦闘休止や人質解放を巡る間接交渉中で、ハニヤ氏は「息子たちを標的にすることでハマスが立場を変えると考えているのなら、それは妄想だ」と述べ、交渉で妥協しない姿勢を鮮明にした。
間接交渉を巡りハマスは9日、仲介役からイスラエル側の提案を受け取ったと発表。双方の隔たりは依然大きく、イスラエルには空爆でハニヤ氏に譲歩を迫る狙いがあったとみられる。
ハマス側によると、イスラエル軍はガザ市の難民キャンプを車で訪れていた息子らを空爆した。