【北京共同】中国外務省の毛寧副報道局長は11日の記者会見で、首脳会談を10日行った日米両国が台湾や東・南シナ海の問題に内政干渉し、中国を侮辱したとして「強烈な不満と断固とした反対」を表明した。厳正な申し入れをして抗議したと明らかにした。
日米が共同声明に沖縄県・尖閣諸島が米国の対日防衛義務を定めた日米安全保障条約5条の適用対象だと明記したことを巡り、毛氏は尖閣を中国固有の領土と主張し「中国の主権を侵害する不法行為に決然と対処する」と述べた。
日米首脳が対中国で緊密に連携する方針で一致したことを念頭に、毛氏は「米日関係は他国を標的としてはならない」と強調した。