【ワシントン共同】11月の米大統領選で再選を目指すバイデン大統領は12日、有力黒人運動団体の集会にオンライン参加し、根強い人種格差の是正に決意を示した。黒人票を固める狙い。野党共和党の候補指名が確定し、白人至上主義に寛容なトランプ前大統領の支持者らを念頭に「過激勢力がわれわれが成し遂げた進歩を消し去ろうとしている」と批判した。
黒人票は2020年大統領選でバイデン氏勝利の原動力になったが、米メディアは支持が緩んでいると指摘している。
バイデン氏は就任後、黒人経営の小規模事業者向けの融資など、格差を縮める政策を推進してきたとアピール。「一緒に行動を続けていこう」と呼びかけた。