【アンマン共同】イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘が続くパレスチナ自治区ガザを視察し、惨状を見た国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の清田明宏保健局長が12日、ヨルダンの首都アンマンで共同通信の取材に応じた。破壊された北部ガザ市は「死の街という感じがした」と説明、人々の「心の荒廃」も目の当たりにして「憤りを通り越して悲しかった」と話した。
清田氏は、ラファを拠点に3月20日~4月10日にUNRWAの医療サービスなどを視察。ガザ市に入ると「全く無傷の建物がないくらい破壊されていた。本当にひどい。こんなことがあっていいのかと自分の目が信じられなかった」と振り返った。