【北京共同】中国国家安全省は13日までに「国家安全教育日」を15日に控え、スパイ行為の防止・摘発のための通報を国民に奨励するキャンペーンの強化を始めた。安全保障を軍事にとどまらない幅広い概念として捉えた「総体的国家安全観」という考え方を習近平国家主席が提唱してから15日で10年を迎え、国民意識を高揚する狙い。
同省は微信(ウィーチャット)の公式アカウントに「国家安全維持は市民一人一人の責任であり義務だ」とのスローガンやスパイの通報先を記載したポスターを投稿。近く、通報により摘発につながった事例を動画としてアカウント上で配信すると宣伝している。