【ウィーン共同】米紙ウォールストリート・ジャーナル電子版は12日、ロシアのプーチン大統領が、占拠するウクライナ南部ザポロジエ原発を再稼働させる計画だと国際原子力機関(IAEA)に対して通告したと報じた。欧州最大のザポロジエ原発を巡っては戦闘に巻き込まれて大事故が発生することが懸念されている。
IAEAのグロッシ事務局長が3月にロシア南部ソチでプーチン氏らと会談した際、再稼働するのかどうかについて質問すると、プーチン氏は、間違いなく再稼働させると回答したという。
IAEAは同原発に派遣している専門家から最近、ロシア側が年内にも原発を再稼働させようとしているとみられるとの報告を受けた。