大相撲の春巡業は19日、川崎市で行われ、大関琴ノ若は朝稽古で小結錦木らと8番取って全勝と貫禄を示した。まわしを引きつけて力強く寄るなど状態の良さをうかがわせ「限られた中で、自分がやるべきことをやっている」と話した。
稽古後には土俵下で横綱照ノ富士に呼ばれ、体の動かし方などについて助言を受けた。大関は詳細を明かさなかったが「ありがたい。実戦で生かせるようにしたい」と向上心をにじませた。
大関豊昇龍は関脇若元春らと13番取って9勝4敗。「まわしを取られても自分の相撲が取れるかを確認した」と考えながら番数を重ねた。