【ハリコフ共同】ロシアによる連日の空襲にさらされるウクライナ第2の都市、東部ハリコフで子どもの安全を確保した対面授業を実現するため、地下に学校を建設する計画が進んでいる。既に地下鉄駅を活用した教室が昨年秋に始まったが、スペースが不足。新たに地面を掘って約450人を収容できる大規模な地下学校を建設し、今春にも開校する見通しだ。
「次はこの言葉をノートに書きましょう」。ハリコフ中心部の地下鉄駅の階段を下りると、子どもたちが机を並べウクライナ語の読み書きを学んでいた。
地下の教室は空襲警報は鳴らない。一見、普通の授業風景だが、施設内に窓がなく、慣れるまで圧迫感がある。