【ワシントン共同】米国務省高官は20日、ブリンケン長官が24~26日に中国上海と北京を訪問すると明らかにした。王毅外相らと会談し、中国が威圧的行動を続ける台湾海峡や南シナ海の情勢、ウクライナ侵攻などを議論。中国が軍事転用可能な物資を輸出しロシアの防衛産業再建を支援しているとして懸念を伝達する。習近平国家主席と面会するかも焦点となる。
ブリンケン氏の訪中は昨年6月以来。米中外相は今年2月にドイツ・ミュンヘンでも対面会談した。対話を継続的に重ね、関係安定化を図りたい考えだ。
ブリンケン氏は、中国による不公正な経済慣行の是正も要求する見通し。AIのリスク管理や合成麻薬対策も議題になる。