【ニューヨーク共同】国連安全保障理事会は20日、日本と米国が共同提出した宇宙空間に核兵器や大量破壊兵器を配備しないよう各国に求める決議案を24日午後(日本時間25日午前)に採決すると決めた。拒否権を持つ常任理事国ロシアが反対姿勢で、採択されるかどうかは不透明な情勢。
山崎和之国連大使と米国のトーマスグリーンフィールド国連大使は19日、決議案への支持を呼びかける共同声明を発表した。
決議案には「地球周回軌道への配備を目的とした核兵器やいかなる大量破壊兵器の開発もしない」との条項が盛り込まれた。宇宙空間に配備する対衛星兵器への核導入を、ロシアが模索しているとの危機感があるとみられている。