【バンコク共同】事実上の内戦状態にあるミャンマーで20日、南東部のタイ国境近くで戦闘が激化し、避難民約1200人がタイ側に流入した。タイメディアが伝えた。一部の銃弾が国境を越えて落下した。ミャンマー国軍は同国内で空爆を実施し、タイ空軍は戦闘機を展開してミャンマー軍機の越境を警戒した。
ミャンマー南東部カイン(カレン)州では今月、軍事政権を認めない民主派や少数民族武装勢力「カレン民族同盟(KNU)」などと国軍の激しい戦闘が発生。KNUが今月中旬に主要都市ミャワディの掌握を宣言し、国軍は失地回復を狙っているとみられる。