【ロサンゼルス共同】米大リーグ、ドジャースの大谷翔平(29)が21日、ロサンゼルスの本拠地ドジャースタジアムで行われたメッツ戦で今季5号を放ってメジャー通算176本塁打とし、日本選手の最多記録を更新した。12日の試合で、ヤンキースなどでプレーした松井秀喜の記録に並び、8試合ぶりの本塁打。「素直にうれしい。目標にしていたし早く打ちたいなと思っていた。もっともっとたくさん打つつもりでいる」と語った。
5万人近いファンの前で、三回に特大の当たりを右翼席上段に運んだ。大歓声の中、電光掲示板には新記録を示す「176」の数字が表示され、ベンチでもチームメートから祝福された。「個人的には特別な一本」と喜んだ豪快な一発は先制2ランとなり、試合も10―0で大勝した。
2018年にエンゼルスで大リーグデビューした大谷は同年4月3日にメジャー1号をマーク。投打の「二刀流」で活躍し21年は46本塁打を放ってアメリカン・リーグMVPを獲得。23年は44本塁打で日本選手初の本塁打王に輝き、2度目のMVPを受賞した。