ロシアのプーチン大統領は22日、アゼルバイジャンのアリエフ大統領とモスクワで会談し、2国間協力の発展や、地域の安全保障情勢を協議した。ロシア大統領府が発表した。アゼルバイジャンが昨年支配下に置いたアルメニアとの係争地ナゴルノカラバフ情勢も話し合ったとみられる。
ロシアのペスコフ大統領報道官は17日、ナゴルノカラバフに派遣していたロシアの平和維持部隊が撤退を始めたと明らかにした。ロシアは2020年のアゼルバイジャンとアルメニアの大規模衝突後に停戦を仲介し、部隊を派遣した。
紛争に敗れナゴルノカラバフの実効支配を失ったアルメニアのパシニャン首相はロシアを批判し、ロシア主導の「集団安全保障条約機構(CSTO)」からの脱退を示唆している。(共同)