【ニューヨーク共同】国連は22日、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の組織的中立性や活動の妥当性に関する評価報告書を公表した。UNRWAの多くの職員がイスラム組織ハマスのメンバーだとするイスラエル側の指摘について「証拠提供がなく」確認できなかったとする一方、「UNRWAには中立性の原則を順守する強固な枠組みがある」と結論づけた。
報告書は、UNRWAの職員名簿はイスラエル政府に毎年提供しており「2011年以降、イスラエル側から懸念を示されたことはなかった」と強調。採用の際に犯罪歴などを厳格に審査していることも重視した。