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女子体操の性的虐待被害で和解 米司法省、不手際認め215億円

共同通信 2024年4月24日 11時13分

 【ワシントン共同】米国体操協会の元チームドクターが医療行為の名目で女子体操選手らに性的な虐待を繰り返していた事件で、司法省は23日、真剣な捜査を怠るなど不手際があったと認め、被害者ら100人以上に計1億3870万ドル(約215億円)を支払うことで和解したと発表した。139件の申し立てを受けていた。

 事件では、体操五輪代表の元担当医師ラリー・ナサル受刑者が2018年に禁錮40~175年の有罪判決を受けた。

 AP通信によると、連邦捜査局(FBI)の捜査員が性的虐待の疑惑を把握していたのに行動しなかったことが内部調査で判明。結果的に被害の数を増やすことになったとしている。

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