【ワシントン共同】米国で24日に成立した緊急予算はウクライナ支援に加え、緊迫する中東情勢への対応にも重点的に配分した。約264億ドル(約4兆円)を充て、イスラエルの防空態勢を強化するとともに、パレスチナ自治区ガザへの人道支援を急ぐ。中国が軍事圧力を強める台湾を含めたインド太平洋地域の国・地域への支援にも約81億ドルを投じる。
バイデン大統領は、イランが13~14日、弾道ミサイルや自爆型無人機でイスラエルを大規模に攻撃したことを問題視。米側は、イスラエルの対空防衛システム「アイアンドーム」や「デービッドスリング」の維持や補充に協力する。