【ハノイ共同】ベトナム共産党は26日、党序列4位のブオン・ディン・フエ国会議長(67)の辞任を中央委員会総会で承認したと発表した。党の規則に違反したとしており、党の威信に傷をつけたとして責任を問われた。党書記長や国家主席、首相、国会議長が集団指導体制をとるベトナムで、「四柱」と称されるトップ4の辞任は昨年から3人目と、異例の事態となっている。
ベトナムでは最高指導者のグエン・フー・チョン党書記長(80)が汚職追及を進めている。フエ氏は長年の側近が汚職事件に絡んで4月に逮捕され、監督責任を問われた形だ。
フエ氏は党最高指導部に当たる政治局員も退く。