【ワシントン共同】バイデン米大統領(81)はホワイトハウスの南庭でヘリコプターを利用する際、1人ではなく複数の部下と一緒に歩くようになった。高齢による脚の硬直が目立つため、メディアが見守る中で歩行のぎこちなさに注目が集まらないよう集団でカムフラージュする狙いがあるようだ。
米国史上最高齢の大統領として11月の大統領選で再選を目指すバイデン氏は、歩行中のつまずきや言い間違いを繰り返しており、有権者に衰えを印象付けないように腐心している。
ニュースサイト、アクシオスによると、バイデン氏は大統領就任以降、専用ヘリ、マリーンワンに乗り降りする際に1人で歩くスタイルを貫いてきたが、4月16日から集団で歩くようになった。
バイデン氏が数週間前に一緒に歩くことを提案。関係者は集団の方が見栄えが良くなったと評価しているという。
2月に公表された健康診断結果によると、バイデン氏は中度から重度の「変形性関節症」で歩行のこわばりが指摘されたが、昨年から症状は悪化していないという。