【キーウ共同】ロシアの侵攻を受けるウクライナの首都キーウ(キエフ)の「京都公園」で4月30日、園内にある日本庭園の再整備完了を記念する式典が行われた。キーウのクリチコ市長は「空襲警報がほぼ毎日鳴り、人々は戦時下で2年以上を過ごした。公園で少しでも平穏を取り戻すことができる」と述べた。
式典では、ウクライナ人奏者による尺八の演奏や、日本刀の試し切りが披露され、集まった人々から歓声や拍手が湧いた。キーウと京都市は1971年に姉妹都市となり、この縁から公園が造られた。多くの桜が植えられている。
京都市の松井孝治市長は「できるだけ早く平和が戻ることを心から願っている」とのメッセージを寄せた。