愛知県と名古屋市が共催する2026年夏季アジア大会で、運営する組織委員会が、選手の滞在施設としてクルーズ船の活用を検討していることが3日、関係者への取材で分かった。経費削減のため選手村は設けない方針を示しており、補完が課題となっていた。
関係者によると、ホテルなど既存の宿泊施設を使用する計画に加えて、愛知県内の港にクルーズ船を停泊させ、活用する案が検討されている。実際に活用すれば、大きな国際競技大会では国内初の取り組みという。通常は選手村に設ける病院や娯楽施設といったサービス機能をどう補完するかが懸案となっている。