【サンパウロ共同】ブラジル南部で4月下旬から豪雨が続き、各地で洪水や土砂災害が発生、地元メディアは6日、これまでに83人が死亡したと報じた。100人以上と連絡が取れなくなっており、軍などが救助活動を続けている。避難者は約12万人に上った。
ルラ大統領は5日、被害が大きいリオグランデドスル州を訪問し、地元当局と対応を協議した。
同州では10日間で約3カ月分に相当する量の雨が降ったとされる。水力発電で利用するダムも決壊し、5日は40万人が停電の影響を受けた。各地で道路や橋が寸断され断水も発生。住民の生活再建が急務となっている。