【ディエンビエンフー共同】第1次インドシナ戦争でベトナム人民軍がフランス軍の敗北を決定的にし、植民地支配を終結させた「ディエンビエンフーの戦い」から70年の7日、ベトナム北西部ディエンビエンフーで記念式典が開かれた。ベトナム共産党は国の独立を成し遂げた歴史と一党独裁の正当性を内外に誇示した。
式典では1954年に人民軍が人海戦術でフランス軍を打ち破った姿を兵士らが再現。山に大砲を引き上げる場面を表現したり、大量の物資を自転車にくくりつけて山道を押す様子を実演したりすると観衆から歓声が上がった。
ファム・ミン・チン首相は「植民地化された世界の国々に向けた勝利だった」とあいさつした。