【ワシントン共同】バイデン米大統領は8日、CNNテレビのインタビューで、イスラエルがパレスチナ自治区ガザ最南部ラファに侵攻した場合、同国への武器供与をやめると述べ、侵攻に強く反対する姿勢を鮮明にした。オースティン国防長官は議会公聴会で、イスラエル軍に提供する一部について既に「輸送を一時停止している」と証言。政権は圧力を強めた。
米メディアによると、米政権は先週、2種類の爆弾計約3500発の輸送を一時停止した。
バイデン氏は米国がイスラエルに供与してきた爆弾によって「ガザで民間人が殺害されてきた」との見解を示し、イスラエル軍の強硬姿勢を問題視した。