【ベルリン共同】欧州を歴訪している中国の習近平国家主席は8日、ハンガリーの首都ブダペストに到着した。巨大経済圏構想「一帯一路」の参加国で欧州連合(EU)にも加盟するハンガリーと経済協力の強化を図るとともに、今年後半にEU議長国を務める同国を通じて欧州での影響力拡大を狙う。習氏のハンガリー訪問は国家主席就任後初めて。
オルバン首相が空港で出迎えた。強権的な姿勢で知られるオルバン氏はロシアのプーチン大統領とも近いとされ、習氏との会談ではウクライナ侵攻が主要議題となる。
地元メディアによると、習氏は10日まで滞在する。9日にシュヨク大統領と会談、オルバン氏との昼食会に臨む。