【北京共同】北朝鮮メディアは11日、金正恩朝鮮労働党総書記が10日に改良型の放射砲(多連装ロケット砲)の試験発射に立ち会ったと伝えた。240ミリの口径で機動性と攻撃力を高め、2026年までに旧型と交換する形で朝鮮人民軍の部隊に配備する。砲弾の軌道を制御する技術を導入したもようだ。
この放射砲は飛距離が短く、主に韓国首都圏を標的としている。日米韓が短距離弾道ミサイルだとみる「超大型」タイプとは別の種類。
試験発射では8発の砲弾が目標に命中した。金氏は「砲弾生産を最高水準に引き上げるための国防経済事業」を活発化させるよう指示した。