【ジュネーブ、北京共同】スイス西部ジュネーブにある国連欧州本部は10日、北朝鮮の新しい駐ジュネーブ国際機関代表部大使のチョ・チョルス氏がバロバヤ事務局長に信任状を提出したと発表した。チョ氏は2020年から北朝鮮外務省の国際機構局長を務めていた。
北朝鮮は前任の韓大成氏が昨年末、アフリカの象牙の密輸に関わった疑いで国連やスイス当局が調査を進める中で帰国し、離任していた。韓氏と同様、チョ氏は駐スイス大使も兼任するとみられる。
チョ氏は北朝鮮外務省で米国研究所の広報室長や北米局長を歴任。対米談話を発表して、北朝鮮の核開発や人権問題を批判する米国に反論する役割を担ってきた。