国際統括団体、世界トライアスロンのマリソル・カサド会長(スペイン)が11日、横浜市内で取材に応じ、パリ五輪・パラリンピックで懸念材料となっているセーヌ川の水質について「国や市が、できることはやっている。改善の取り組みがうまくいくと考えている」と述べ、競技に支障はないとの見方を示した。
トライアスロンはスイムをセーヌ川で行う計画。昨年はパラのテスト大会で水質悪化のためスイムを取りやめ、ランとバイクのデュアスロンで実施した。カサド氏はパリ大会に向け「状況が非常に悪い場合はデュアスロンも選択肢となるが、現段階でスイムをやめるプランはない」と語った。