【パリ共同】スペイン・カタルーニャ自治州(州都バルセロナ)で12日、州議会(135議席)選挙が行われ、開票率約99%時点で、州の独立を目指す勢力が過半数割れする見通しとなった。反独立のカタルーニャ社会党(PSC)が得票率で1位。約10年間続いた独立派政権が維持できなくなる可能性が出てきた。
2017年10月にプチデモン元州首相率いる政府が独立を問う住民投票を強行してから州議選は3度目。国外に出国したプチデモン派の「カタルーニャのための連合(JXC)」や、アラゴネス州首相の「カタルーニャ共和左派(ERC)」など独立勢力は合計で61議席の確保にとどまり、過半数に及ばなかった。