【ワシントン共同】米共和党重鎮のグラム上院議員は12日、イスラム組織ハマスの掃討を続けるイスラエルに自衛権があると主張する際、第2次大戦での米国による広島、長崎への原爆投下を「負けられない戦争を終わらせた。正しい決断だった」と正当化した。NBCテレビの番組で述べた。
グラム氏は8日の上院歳出委員会の国防小委員会でも原爆投下を引き合いに出し、バイデン政権がイスラエルに一部の爆弾の輸送を停止したことを批判。上川陽子外相が「受け入れることはできない」と述べ、米側に日本政府の立場を申し入れたと明らかにしていた。
米国では原爆投下を正当化する意見が根強い。