【ワシントン共同】米海兵隊のスミス司令官は13日、シンクタンク、外交問題評議会の会合で、米国が中国、ロシアと同時に戦争となる可能性があると警鐘を鳴らした。中国とロシアは「日和見主義的な侵略者」で、どちらかと戦争になれば、もう一方も必ず参戦するとの見方を示した。
会合には海兵隊のほか陸海空各軍、宇宙軍、沿岸警備隊の制服組トップらが参加した。空軍のアルビン参謀総長は、中国の核戦力の増強に懸念を示し、米国の「核の3本柱」と呼ばれる大陸間弾道ミサイル(ICBM)、戦略爆撃機、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の抑止力維持を訴えた。