旧ソ連モルドバの議会は16日、10月20日の大統領選と同時に欧州連合(EU)加盟に向けた憲法改正の是非を問う国民投票を実施することを決議した。インタファクス通信などが伝えた。採決では与党「行動と連帯」の議員らが賛成し、ロシア寄りの野党は棄権した。
親EUのサンドゥ大統領は、大統領選と同時に国民投票を実施すれば高い投票率が期待できると意欲を示していた。モルドバは昨年12月、ロシアの侵攻を受ける隣国ウクライナと共にEU加盟交渉開始が決まった。
モルドバ東部には親ロシア派支配地域「沿ドニエストル共和国」があり、ロシア軍が駐留している。(共同)