【エルサレム共同】イスラエル軍のハガリ報道官は17日、パレスチナ自治区ガザ北部でイスラム組織ハマスの人質になっていた男女3遺体を収容したと発表した。いずれも昨年10月のハマスの越境攻撃で殺害された後、ガザに運ばれたという。ネタニヤフ首相は声明で「生死を問わず全人質を奪還する」と強調した。
ハマス拘束下の人質は亡くなっている人を含め約130人とされ、ハマスは戦闘休止を巡るイスラエルとの間接交渉で駆け引き材料にしている。ハマス政治部門メンバーは「長期にわたり発見できなかったことは軍の能力のなさの裏返しだ」と挑発した。