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NY株終値も4万ドル突破 史上初、景気先行きを楽観

共同通信 2024年5月18日 7時26分

 【ニューヨーク共同】17日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は反発し、前日比134.21ドル高の4万0003.59ドルと初めて4万ドルの大台に乗せて取引を終えた。米連邦準備制度理事会(FRB)が金融政策を転換し、早期に利下げを開始するとの期待から、米経済の先行きを楽観視した買い注文が優勢となった。

 ダウ平均は、前日に取引時間中として初めて一時4万ドルを超えたが、終値では割り込んでいた。

 米国のインフレ鈍化を示す経済指標を受けて、FRBが9月にも利下げに踏み切るとの観測が再び高まっている。物価高を抑えながら景気後退を避けられる経済のソフトランディング(軟着陸)への期待が広がり、投資家がリスク回避姿勢を和らげた。

 好調な企業業績も投資家心理を支えており、ダウ平均の5月に入ってからの上げ幅は2000ドルを超えている。

 17日のハイテク株主体のナスダック総合指数は続落し、12.35ポイント安の1万6685.97。

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