北朝鮮から弾道ミサイルの可能性があるものが27日夜発射され、全国瞬時警報システム(Jアラート)の対象地域となった沖縄県。県庁5階の防災危機管理課では担当職員が情報収集に追われた。各地で防災無線が鳴り響き、住民は「万が一でも飛来したらどうするのか」「物騒だ」などと憤った。
那覇市内では「すぐに頑丈な建物に避難してください」などと防災無線が繰り返し避難を呼びかけた。Jアラートによる避難呼びかけは間もなく解除されたが、タクシー運転手の男性(75)は「何度も発射されており、夜も安心できない」と不安そうに語った。
繁華街・国際通りでは目立った混乱は確認されなかった。