スマートフォンに搭載できるマイナンバーカードの機能を拡充するマイナンバー法などの改正法が31日、参院本会議で賛成多数により可決、成立した。さまざまな行政手続きや民間サービスの利用時の本人確認が、スマホで済むようになり利便性を向上させる。
カードの電子証明書機能は既にスマホに搭載でき、住民票の写しのコンビニ受け取りなどに使える。法改正で氏名や住所、顔写真などの券面データも加え、インターネットでの銀行口座開設などもスマホだけで可能になる。
電子証明書機能は現在、米グーグルの基本ソフト「アンドロイド」のスマホに搭載可能。来年春からは、iPhone(アイフォーン)も対応する。