モスクワの裁判所は7日、軍事情報を違法に収集していた疑いで拘束されたフランス国籍の男性が逮捕されたと明らかにした。裁判所は8月5日までの勾留を認めた。有罪となれば最長で懲役5年が科される可能性がある。タス通信が伝えた。
ロシア連邦捜査委員会によると男性は、自らをスパイと同義の「外国の代理人」としてロシア当局に申告しないまま、ロシアの安全を脅かしかねない軍事情報を集めていた疑い。男性側は罪を認め、自宅軟禁とするよう訴えたが却下された。
男性はスイスの人道支援団体のコンサルタントとして、ロシアやウクライナの問題に関わっていた。(共同)